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パーツをた叩いていて几帳面について考えるー洗面台壁面に その2

091011-CA3A0011-b.jpg叩いていると、火入れなどの待ち時間がちょこちょこ発生して、意外とつらつら考え事をしたりしてしまいます。
タオル掛けからタオルが落ちないようにすることを考えていたら、いつの間にか几帳面について考えていました。
 
「几帳面」は、そもそもは文字通り、几帳の面のことだと聞いたのは、随分昔の国語の授業の雑談だったように思います。
  
言語由来辞典によると
「几帳面の語源は、室内で貴人の座るそばに立て、間仕切りや風よけに用いられた家具[几帳]である。
この几帳の柱の表面を削り角を丸くし、両側に刻み目を入れたものを[几帳面]といった。
几帳面は、細部にまで丁寧に仕上げてあることから、江戸時代以降、現在の意味として使われるようになった」
とあります。
  
技術なワケですよね。
衣を痛めないで、かつ、ずり落ちたりよれたりしないで掛かる面の仕上げ具合。 
現在几帳は実用されていないだろうから、几帳面を仕上げる職人さん、もしくは仕上げられる職人さんて、どうなのかしら?とか。。。
 
動物が一定の個体数を割り込むと、あれよあれよと絶滅してしまうように、ニーズが一定量を割り込むと、それに付随する技術も消えていってしまうのかしら。
でも、衣の形が変わった現在でも、仕切り、風よけの用途ではないけど、服を掛けて下げるニーズは、ハンガーにあるわけですよね。
そしてずり落ちを防止したタイプとして、軽く摩擦を感じる素材のハンガーがありますね。
新素材? これも技術ですよね、伝統技術ではないのだろうけど。
 
高度な職人さんの手仕事のような技術が伝承されずに消えてしまうことには、漠たる不安を感じてしまいます。
でも、その技術に変わる新しい技術だって、すごい技術だとは思うんです。
それなのに、なにか私にしっくりこないのは、あるニーズに対する一つの解が、人間一人の手を離れてしまうことにある気がしました。
新素材って、プラントとか必要そうだなぁとか。
 
塗装やさんにいびつなパラボラが持ち込まれていて、へら絞りの職人さんがもう昔みたいに腕のいい人がいないらしいと聞きました。
技術大国も技術退国ですか。 
 
新幹線の先端の形状を作れる職人さんは一人しかいなくて、といった話を以前聞きましたが、新しい新幹線では、確かカーボンファイバー系の新素材で作ることになり、もうその技術は必要でなくなってしまうようです。
 
なんか、もったいない、って感覚。

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